北の大地 13

大地は、水瀬老人の甘い抱擁に、心から酔っていた。

どちらから、何かを、求めたわけでもなく、互いの感情が重なりあっただけだった。

しかし、大地の願いも、一本の電話で、夢となってしまった。

水瀬老人は、布団から出ると、テ-ブルの上の携帯を手にした。

・・・・・

 【・・・何だ、朝比奈か?・・・】

・・・・・

   『・・・おい、おい、無愛想な、言い方だな?・・・』

・・・・・

 【・・・そうじゃないが、今頃、何だろうと思ってな?・・・】

・・・・・

   『・・・今頃って、まだ、10過ぎだろう?・・・寝るには、早いんじゃないか?・・・』

・・・・・

 【・・・70を過ぎると、寝るのも、早くなってな?・・・

  ・・・それより、何か用事か?・・・明日、会えるんじゃなかったのか?・・・】

・・・・・

   『・・・ああ~!・・・その事なんだが、今、定山渓温泉だ。・・・』

・・・・・

 【・・・何だ?・・・小樽に行ったんじゃないのか?・・・】

・・・・・

   『・・・詳しい事は、お前と会って話すよ。・・・少し、遅くなるが、昼前には、行けそうだ。・・・』

・・・・・

 【・・・ああ~、俺なら、何時でも構わんよ。・・・彼も、一緒だからな。・・・】

・・・・・

   『・・・彼って、大地君の事か?・・・』

・・・・・

 【・・・あ~!・・・お前に、会いたいって言うから、一緒に、泊まってるよ。

  ・・・酒に酔ったらしく、もう、寝てるよ。・・・無理やり、引き留めたようなもんだがな?・・・】

・・・・・

   『・・・お前らしいな?・・・無理やり、呑ましたんじゃないのか?・・・

    ・・・ちゃんと、介抱してやってくれよ?・・・』

・・・・・

 【・・・裸にして、ちゃんと介抱してるよ。・・・女みたいな綺麗な肌だよ。・・・】

・・・・・

   『・・・おい、おい!・・・お前の言う事は、どこまでが、本当か分からんな?・・・

    ・・・それに、お前は、昔から、後先きを考えないからな?・・・』

・・・・・

 【・・・大丈夫だよ。・・・それより、何か、分かったのか?・・・】

・・・・・

   『・・・明日、会ったときに、話すよ。・・・札幌グランドだったな?・・・』

・・・・・

そして、水瀬老人は、携帯を置いた。

しかし、直ぐには、眠る気持ちになれなかった。

水瀬老人は、ソファーに腰を下ろすと、再び、アルコールを、口に含みだした。

・・・・・

翌朝、大地は、静かに目覚めた。

・・・・・

 【・・・眼が覚めたみたいだな?・・・】

・・・・・

大地は、横で眠る、水瀬老人に眼を移した。

・・・・・

   (・・・水瀬さん?・・・)

・・・・・

 【・・・まだ、眠いか?・・・】

・・・・・

   (・・・いいえっ!・・・)

・・・・・

 【・・・昨夜は、済まなかった。・・・この年で、我ながら、恥ずかしいと思ってるよ。・・・】

・・・・・

   (・・・いいえっ。・・・)

・・・・・

 【・・・一時的な感情から、君を傷つけるような事を、口走ったが、君を、抱きたいと思ったのは、本当だ。

  ・・・だが、あれ以上、君を傷つけると、取り返しのつかない事になっていた。

  ・・・何の為に、君に会いに来たか分からない。・・・】

・・・・・

   (・・・私も、それで、良かったと思ってます。)

・・・・・

 【・・・だが、何もないわけじゃない?・・・君の身体を、弄んだのは、紛れもない事実だ。・・・】

・・・・・

   (・・・私は、弄ばれたとは思っていません。・・・

    ・・・お互いの感情が、同じ時点で、結ばれた。・・・そう思ってます。・・・)

・・・・・

 【・・・君が、そう思ってくれたら、救われるよ。・・・】

・・・・・

   (・・・もう、止めましょう?・・・でも、楽しい、夜でした。・・・良い、思い出に取っておきます。・・・)

・・・・・

 【・・・君のような若者は、居ないよ。・・・私の、卑猥な行動にも、何も、責めようとはしない。・・・】

・・・・・

   (・・・そうでしょうか?・・・お互い、裸になれば、見えなかったものも見えるんでしたね?・・・

    ・・・私は、水瀬さんの、人間味を見たような気がします。・・・)

・・・・・

 【・・・だが、私も、大地と言う人間を、再認識させてもらったよ。

  ・・・私も、一時の感情に溺れたが、それ以上、進まなくてよかった。・・・】

・・・・・

  (・・・それで、良かったんです。・・・

   ・・・世間から見ても、許される事ではありません。・・・

   ・・・特別な関係になれば、日陰で、暮らさなければなりません。・・・)

・・・・・

 【・・・そうかもしれんな?・・・私も、一時の感情だけで、軽はずみな事を言ってしまった。

  ・・・だが、大地の身体は、頭に、焼き付いてるよ。・・・勿論、大事な所もな?・・・】

・・・・・

   (・・・恥ずかしいですね?・・・

    ・・・でも、昨夜の事を思えば、こんな会話が出来るとは?・・・

    ・・・今は、気楽に話せます。・・・水瀬さんの人間性ですね?・・・)

・・・・・

 【・・・大地がそう思ってくれたら、私も、普段の自分に戻れるよ。・・・

  ・・・難しい顔をしてるが、喋れば、これでも、結構、面白い、爺さんだからな?・・・

  ・・・それより、起きて、食事にでも行くか?・・・その前に、シャワーだな?・・・】

・・・・・

水瀬老人は、顔に、笑みを含ませ、軽く、大地に語り掛けた。

それは、水瀬老人らしい、澱みのない笑顔だった。

そして、水瀬老人は、全てを露わにすると、己の一物を、軽く、持ち上げた。

・・・・・

 【・・・俺も、長年、生きてきたが、このチンポを、男に触らせたのは、大地だけだ。・・・】

・・・・・

水瀬老人は、己の、卑猥な言動を、恥じるように、控えめな笑みで、大地に語り掛けた。

そして、大地も、その事を察したかのように、言葉を掛けた。

・・・・・

   (・・・水瀬さん。・・・もし、又、会う機会があれば、食事でも誘ってください?・・・)

・・・・・

 【・・・こんな私でも、良いのか?・・・】

・・・・・

   (・・・良いだなんて?・・・決まってるじゃないですか?・・・隠すものなんて無いですよ。・・・)

・・・・・

大地は、水瀬老人に対し、今、言える、精一杯の言葉を、投げ掛けた。

・・・・・

 【・・・君は、何処までも、優しいんだ?・・・こんな私に、気を使って?・・・】

・・・・・

   (・・・気なんて使ってません?・・・私には、勿体無いような人です。・・・)

・・・・・

 【・・・有難う。・・・昨夜の事は、いやっ、昨夜、私が、言った事を、許してくれるんだね?・・・】

・・・・・

   (・・・許すだなんて?・・・私も、楽しい時間を過ごせました。・・・

    ・・・日頃、人と、接することのない私にとっては、とても、貴重な時間でした。・・・)

・・・・・

そして、二人は、シャワーを浴びると、ホテル内のバイキングに向かった。

・・・・・

 【・・・大地君!・・・この後、朝比奈と会うが、チェックアウトは、10時だ。・・・それまで、如何する?・・・】

・・・・・

   (・・・でも、朝比奈さんとお会いして、本当に、良いんでしょうか?・・・

    ・・・ご迷惑のような気がして?・・・それに、別の事で、札幌に来たのでは?・・・)

・・・・・

 【・・・確かにそうだが、朝比奈も、大地君の事を、気にしていたよ。・・・

  ・・・会うだけ会ってみたら如何だ?・・・大地君も、朝比奈の顔を見たいだろう?・・・】

・・・・・

その言葉に、大地は、気持ちを、素直に持った。

そして、大地は、昼前に、朝比奈老人と、再開した。

しかし、二人は、食事をしただけで、その後、別れた。

大地は、札幌を後にした。

大地は、その足で、北村老人の家に向かった。

別に、これと言った用事もなかった。

しかし、何故か、足が向いていた。

・・・・・

 「・・・どちら様ですか?・・・」

・・・・・

   (・・・あの~、大地です。・・・)

・・・・・

 「・・・大地君?・・・」

・・・・・

北村老人は、吃驚したような表情で、格子戸を開けた。

・・・・・

 「・・・大地君!・・・如何したの?・・・」

・・・・・

   (・・・いえ?・・・これを、お爺さんにと思って?・・・)

・・・・・

 「・・・その為に、わざわざ?・・・」

・・・・・

   (・・・今日、札幌から帰ってきました。・・・これは、札幌で買って来たものです。

    ・・・おじいさんに、食べて貰おうと思って?・・・)

・・・・・

大地は、札幌で買って来たお土産を、北村老人に渡した。

・・・・・

 「・・・何も、そこまで、気を使わなくても?・・・」

・・・・・

   (・・・でも、おじいさんの言葉がなければ、札幌にも?・・・

    ・・・色々と、勇気付けられましたから。・・・それではこれで。・・・)

・・・・・

 「・・・折角、来たんだから、お茶でも呑んでいったら?・・・」

・・・・・

   (・・・でも、こんな時間に?・・・ご迷惑では?・・・)

・・・・・

 「・・・迷惑だって、言ったかな?・・・

  ・・・まだ、6時だよ。・・・それとも、私の顔に、迷惑だと、書いているかな?・・・」

・・・・・

大地は、北村老人の微笑むような顔に、安堵の表情を浮かべた。

しかし、大地は、北村老人に、何を求めている訳でもなかった。

ここ、数日、様々な人間と接してきた大地は、一人になる侘しさに、耐えられなかったのだった。

・・・・・

   ~~~~~~

      ~~~~~~

その頃、朝比奈老人と、水瀬老人は、加茂倉で、酒を呑み交わしていた。

・・・・・

 【・・・朝比奈!・・・昼間は、大地君が居たから、詳しい事は聞けなかったが、何か、分かったのか?・・・

  ・・・それに、何で、定山渓温泉なんだ?・・・】

・・・・・

   『・・・いやっ!・・・改まって、彼女の話も出来んだろう?・・・

    ・・・温泉なら、砕けた話も出来ると思ってな?・・・俺から誘ったんだよ。・・・』

・・・・・

 【・・・だが、よく、承知したな?・・・】

・・・・・

   『・・・まあ~、あの手、この手で、誘ったよ。・・・

    ・・・院長は昔から、派手な事が好きだったからな。・・・だが、あの年でも、まだ、達者だよ。・・・』

・・・・・

 【・・・要は、身体と気持ちだ。・・・】

・・・・・

   『・・・年が行って、渋み増もして、良い、爺さんになってるよ。・・・

    ・・・それに、あそこも、若いよ?・・・丸で、現役さながらのチンポだよ。・・・』

・・・・・

 【・・・ハ ハ ハ!・・・我々と、同じような年だが、そんなに若いのか?・・・】

・・・・・

   『・・・気持ちが若いんだろうな?・・・

    ・・・芸者まで呼んで、派手に遊んだからな?・・・挙句の果てに、パンツまで脱いで。・・・』

・・・・・

 【・・・ハ ハ ハ!・・・見せるだけ、立派なチンポを持ってるんだろう?・・・

  ・・・お前だって、見せればよかったじゃないか?・・・立派なものを持ってるんだから。・・・】

・・・・・

   『・・・よしてくれよ。・・・そんなつもりは無いよ。・・・だが、若々しいチンポだよ?・・・』

・・・・・

 【・・・ハ ハ ハ!・・・院長も、まだ、若いな。・・・だが、それじゃ、彼女の話も出来んじゃないか?・・・】

・・・・・

   『・・・その前に、加茂倉の話をして、探りは入れてみたよ。

    ・・・そしたら、芸者を呼ぶかって話になってな?・・・それからだ。・・・』

・・・・・

その話に、主が、口を挟んできた。

・・・・・

 <・・・おや、おや、何の話ですかな?・・・都会のお方は、その年になられても、お盛んのようですな?・・・>

・・・・・

   【・・・いや、いや!・・・若い頃の話でね?・・・この店に、瑞美と言う子が働いていたでしょう?・・・】

・・・・・

 <・・・随分と昔ですな?・・・確か、三浦瑞美さんですな?・・・あの子なら、覚えてますよ。・・・>

・・・・・

   【・・・その子の話をしてたんですよ。・・・】

・・・・・

   <・・・そうですか?・・・気立ても良く、評判の良い子でしたよ。・・・

    ・・・ 詳しい事は、分かりませんが、何か、事情があったんでしょうな?・・・

    ・・・この店に来る前は、看護婦をしていたとかで?・・・>

・・・・・

その言葉に、朝比奈老人が、口を開いた。

・・・・・

    『・・・ご主人、それは、確かですか?・・・』

・・・・・

  <・・・ええっ!・・・内は、採用の際に、釣書を、持ってきてもらいますからね。・・・>

・・・・・

    『・・・それで、ご主人!・・・病院は何処でしょうか?・・・』

・・・・・

  <・・・確か、小樽の恵治会病院だったような?・・・有名な病院ですからな。・・・>

・・・・・

  『・・・小樽の恵治会病院?・・・ 内の文院じゃないか。・・・』

・・・・・

   【・・・朝比奈、確か、文院の看護婦は、研修で、内に来るはずだ。・・・

    ・・・そうか?・・・それで分かった。・・・彼女と、院長は、その時、知り合ったんだ?・・・】

・・・・・

 <・・・何だか、込み合った、お話ですな?・・・>

・・・・・

   【・・・いえっ!・・・・ちょっと、知りたいことがありましてね。・・・

    ・・・彼女が身籠ったと言う、話を聞きましてね?・・・】

・・・・・

 <・・・ああ~!・・・何か、事情があったんでしょうな?・・・急に、辞めたいと言って来て?・・・

   ・・・その後、又、来ましたが、その時は、身籠ってましたよ。・・・>

・・・・・

   【・・・それで、その子の父親は、誰なんでしょうか?・・・】

・・・・・

 <・・・さあ~?・・・そこまでは?・・・ですが、如何して、あなた方が、それを?・・・>

・・・・・

   【・・・いえっ!・・・我々も、彼女には、好意を寄せてましたからな。・・・

    ・・・一体、どんな人が、彼女を射止めたのかと?・・・今となっては、好い思い出で。・・・】

・・・・・

水瀬老人は、上手に、口を濁した。

・・・・・

 <・・・そうですか?・・・あなた方もね?・・・ですが、内の板前も、熱を上げてましてね。・・・

  ・・・まあ~、他にも、居ましたが、実際の所、彼女の真相は、分からないままで?・・・>

・・・・・

そして、主は、奥に姿を消した。

・・・・・

 【・・・朝比奈!・・・これは、難しいな?・・・お前とも、関係があったんだ。・・・

  ・・・俺は、お前の子であって欲しいと願ってる。・・・だが、立証するものは何も無い。・・・

  ・・・それに、彼女が、子供を産んだか如何かも、分かっていない?・・・】

・・・・・

   『・・・俺は、もう、諦めてるよ。・・・だが、一度、乗った船だ。・・・

    ・・・航海の途中で、如何やって降りるんだ。・・・お互い、溺れ死ぬぞ?・・・これは、俺の性分だ。・・・』

・・・・・

 【・・・お前らしいな?・・・一途な所は、昔と変わらんな。・・・

  ・・・だが、彼女と、院長との接点は、これで、分かったんだ。・・・】

・・・・・

   『・・・だが、あの頃は、まだ、院長ではなかった。・・・

    ・・・それに、住んでいたのは、二人とも小樽だ。・・・接点なら、幾らでも持てたはずだ。・・・』

・・・・・

 【・・・朝比奈!・・・その事は、俺が、調べてやるよ。・・・

  ・・・お前より、俺の方が、人間、砕けてるからな?・・・面白半分で、探りを入れてみるよ?・・・】

・・・・・

~~~~~~

   ~~~~~~~

その頃、大地は、北村老人の行為に甘えていた。

・・・・・

 「・・・大地君!・・・何も無いけど、良かったら、一緒に、食事でもしないか?・・・」

・・・・・

   (・・・おじいさんさえ良ければ?・・・)

・・・・・

 「・・・そう~?・・・それなら決まりだ!・・・その前に、風呂にでも入りなさい?・・・

  ・・・今日は、近所の爺さんが、入りに来る日だから、その前に?・・・」

・・・・・

   (・・・近所の人が?・・・)

・・・・・

 「・・・ああ~!・・・この辺りでは、近所同士が、協力して、風呂を沸かすんだよ?・・・

  ・・・一人暮らしの人が多いから、毎晩、沸かしたら、勿体ないだろう?・・・今日は、爺さんの家だ。・・・」

・・・・・

   (・・・そうですか?・・・節約ですね?・・・

    ・・・でも、そうやって、人と触れ合う機会を持つのも、良い事ですね?・・・)

・・・・・

 「・・・だが、風呂に入ったら、後は、帰って行くからね。・・・

  ・・・長年、付き合っていても、不思議と、互いの、台所は、見られたくないんだろう。・・・

  ・・・それでも、好い付き合いだけは、出来ているよ。・・・」

・・・・・

   (・・・そうですか?・・・良い事ですね?・・・

    ・・・私は、おじいさんに、何かあっても、分からないんじゃないかと、心配してました。・・・)

・・・・・

 「・・・ありがとう。・・・私の事を、心配してくれていたんだね?・・・

  ・・・それより、近所の爺さんが、来たようだ?・・・

  ・・・気を使わなくていいよ。・・・気さくな爺さんだ。・・・それに、見た事もある爺さんだ。・・・」

・・・・・

そして、一人の老人が、部屋に入って来た。

・・・・・

   《・・・何だ!・・・お客さんかい?・・・》

・・・・・

 「・・・ああ~?・・・芳さんも、見た事があるだろう?・・・」

・・・・・

その言葉に、大地も、入って来た老人を、見上げた。

確か、自分を救ってくれた中の、一人の老人だった。

・・・・・

   (・・・あの時は、有難うございました。・・・)

・・・・・

 《・・・ああ~!・・・あの時の?・・・元気になって、良かったな?・・・》

・・・・・

   (・・・はい!・・・おじいさんが言ったことは、今でも、忘れていません。・・・)

・・・・・

 《・・・何か言ったかな?・・・》

・・・・・

   「・・・そんな事より、風呂に入ってくれよ?・・・後が、仕えてるんだからな?・・・」

・・・・・

 《・・・何だ!・・・まだ、誰も入ってないのか?・・・》

・・・・・

   「・・・ああ~!・・・大地君を入れようと思ったら、お前さんが、入って来たからな?・・・」

・・・・・

 《・・・それなら、一緒に入ったら、良いじゃないか?・・・

  ・・・時間も、省けるだろう?・・・兄ちゃん、如何する?・・・》

・・・・・

老人の言葉に、大地は、一瞬、戸惑った。

しかし、後の事を思うと、その方が良いと思い、老人の後を追った。

そして、そこで、大地は、又、新たな真実を、聞かされたのだった。

・・・・・

大地は、衣服を脱ぐと、風呂場に入った。

中では、既に、老人が、湯船に浸かっていた。

・・・・・

 《・・・兄ちゃん!・・・中に入ってきな?・・・》

・・・・・

その言葉に、大地は、湯船に、身を沈めた。

・・・・・

 《・・・あの時の兄ちゃんと、又、会えるとわな?・・・これも、縁だな?・・・》

・・・・・

   (・・・そうですね?・・・前にも、おじいさんに、同じような事を言われました。・・・)

・・・・・

 《・・・ハ ハ ハ!・・・そんな事、言ったか?・・・》

・・・・・

   (・・・はい!・・・僕と、北村のおじいちゃんは、眼に見えない、深い絆で結ばれていたんだ。

    ・・・そう、言われました。・・・先ほど、言おうとしたんですが?・・・)

・・・・・

 《・・・何だ?・・・その事だったのか?・・・だが、そんな洒落た事を、わしが、言ったのか?・・・》

・・・・・

   (・・・はい!・・・真剣な顔で、僕に言ってくれました。・・・他にも、色々と?・・・)

・・・・・

 《・・・そうか?・・・何を言ったか、あの時は、兄ちゃんを助ける事で、必死だったからな?・・・

  ・・・それより、兄ちゃんの名前は?・・・わしは、清水芳行だ!・・・皆な、芳さんって、呼んでるがな?・・・》

・・・・・

   (・・・そうですか?・・・それじゃ、芳おじいちゃんと、呼ばせてもらっていいですか?・・・

    ・・・他にも、おじいちゃんが居ますから?・・・僕は、北野大地です。・・・)

・・・・・

 《・・・そうか?・・・北村の爺さんの事だな?・・・

  ・・・だが、兄ちゃんもそうだったが、あの時の、北村の爺さんも、丸で、死人同然だった。

  ・・・兄ちゃんを抱えるようにして、雪の中に、埋もれていたからな?・・・》

・・・・・

   (・・・そうですか?・・・)

・・・・・

 《・・・だが、後で聞いたが、兄ちゃんも、北村の爺さんを、必死になって、励ましたそうじゃないか?

  ・・・そして、手を引っ張って、廃校になった学校まで、連れて行ったそうじゃないか?・・・》

・・・・・

   (・・・そうですか?・・・よく、覚えていません。・・・)

・・・・・

 《・・・だが、助けた時の兄ちゃんの身体は、冷たかった。・・・勿論、北村の爺さんもだ。・・・

  ・・・着てる物は、びしょ濡れで、もう、死んでるんじゃないかと思ったぐらいだ。・・・

  ・・・だが、良く、助かった。・・・良かったよ。・・・》 

・・・・・

   (・・・本当にありがとうございました。・・・

    ・・・芳おじいちゃんが居なかったら、僕は、今、此処に居ないんですね?・・・

    ・・・こんな、軽い感じで、言える事じゃ無いんですけど、本当に感謝しています。・・・)

・・・・・

 《・・・何も、わしだけが、兄ちゃんを助けたんじゃないんだぞ。・・・

  ・・・村の人が、必死になって、助けたんだ。・・・

  ・・・兄ちゃんは、覚えていないだろうが、手荒い事もしたんだぞ。・・・》

・・・・・

   (・・・手荒い事って?・・・何ですか?・・・何も覚えていません?・・・)

・・・・・

 《・・・そうか?・・・今だから言えるが、結構、恥ずかしい事も、あの時は、平気で出来たからな。

  ・・・兄ちゃんの口から、空気を送ったり。・・・勿論、口移しだ。・・・

  ・・・それに、毛布で身体を包んで、身体中を撫で回した。・・・顔も叩いた。・・・

  ・・・まあ~、先生が来るまでに、色々な事をしたよ。・・・チンポだって、何度も触ったぞ?・・・

  ・・・可愛いチンポだった。・・・まあ~、何でも良いから、感じてくれって言う、願いだった。・・・》

・・・・・

   (・・・そうですか?・・・何も感じませんでした?・・・

    ・・・でも、夢を見てました。・・・覚えていませんけど。・・・気持ちの良い夢でも、見てたんでしょうね?・・・)

・・・・・

 《・・・そうか?・・・兄ちゃんの身体に、体温が戻り掛けた時だ。

  ・・・兄ちゃんのチンポを、尺八した爺さんが居たからな?・・・それかもしれんぞ?・・・ハ ハ ハ!・・・》

・・・・・

   (・・・そんなことまでしたんですか?・・・)

・・・・・

 《・・・男は、チンポが、一番、感じるからな。・・・まあ~、わしらみたいな、知恵のない人間が考えそうな事だ。

  ・・・今だから、笑い話で済むが、兄ちゃんの、チンポの皮まで剥いたんだぞ?・・・》

・・・・・

   (・・・何だか、恥ずかしいですね?・・・)

・・・・・

 《・・・ハ ハ ハ!・・・恥ずかしいか?・・・実は、兄ちゃんのチンポを尺八したのは、このわしだ!

  ・・・引っ張ったり、伸ばしたりしたがな?・・・勿論、口の中でだ!・・・

  ・・・じいさんも、女のあそこを舐めた事はあるが、チンポを、舐めたのは初めてだ。・・・ハ ハ ハ!・・・》

・・・・・

大地は、嘘のような本当の話に、恥ずかしくて、顔が上がらなかった。

・・・・・

   (・・・芳おじいちゃん?・・・如何、答えていいか?・・・)

・・・・・

 《・・・ハ ハ ハ!・・・兄ちゃんは、可愛いな?・・・又、爺さんが、チンポを吸ってやっても良いぞ?・・・

  ・・・さっきも見たが、爺さんの枯れ落ちたチンポと違って、兄ちゃんのは、若葉のようなチンポだ。・・・

  ・・・いつ、芽が出るんだろうな?・・・ハ ハ ハ!・・・》

・・・・・

   (・・・芽なんて出ませんよ?・・・恥ずかしいですよ?・・・)

・・・・・

 《・・・ハ ハ ハ!・・・その感じなら、まだ、童貞だな?・・・

  ・・・まあ~、あんな田舎に住んでりゃ、女と知り合う機会もないわな?・・・

  ・・・だが、兄ちゃんの童貞を奪ったのが、わしとは、これも、又、縁があったんだな?・・・》

・・・・・

そう言うと、老人は、湯船から身体を浮かした。

そして、洗い場で、立ったまま、身体を洗い始めた。

大地の眼は、老人の股座に注がれた。

確かに、老人の一物は、薄い皮を被ったまま、枝垂桜のように、長く、垂れ下がっていた。

しかし、皮を被っているとはいえ、亀頭の先は顔を出しており、見栄えの良い、一物だった。

・・・・・

 《・・・兄ちゃん!・・・兄ちゃんのと、良く似たチンポだろう?・・・》

・・・・・

画像

大地は、如何、答えていいか分からなかった。

確かに似たような一物だが、大地のシンボルとは、粋も、張りも違った。

・・・・・

   (・・・でも、お年寄りの持ち物には見えませんね?・・・)

・・・・・

 《・・・ハ ハ ハ!・・・上手く、褒めてくれたな?・・・

  ・・・皺枯れた、チンポだと思ってるんだろう?・・・だが、チンポは、まだ、立つんだぞ。・・・》

・・・・・

   (・・・そうですか?・・・身体は、若いんですね?・・・)

・・・・・

 《・・・身体だけじゃないぞ?・・・気持ちも若いぞ。・・・》

・・・・・

その証拠に、老人の一物は、身体を洗い始めてから、徐々に、変わっていったのである。

そして、股座を洗い終えた時、老人の一物は、正常時の一物からは、明らかに変わっていたのだった。

それは、半立ち状態なのか如何か?・・・

薄い皮は、被ったままだが、艶も、張りも増し、見るからに、若者のような一物に変貌していたのだった。

・・・・・

大地は、眼を丸くして、老人の一物に見入っていた。

そして、思わず、声を掛けた。

・・・・・

   (・・・お、お爺ちゃん!・・・本当に、立つんですね?・・・若い人の持ち物のようですよ。・・・)

・・・・・

 《・・・ハ ハ ハ!・・・わしのチンポは、いつもこうだ。・・・

  ・・・別に意識はせんが、チンポを洗ったら、いつも、この状態だ。・・・

  ・・・だが、根を下ろしてるからな?・・・頭でも持ち上げたら、本当に、立ってるんだろうがな?・・・》

・・・・・

   (・・・でも、自分では、如何なんですか?・・・)

・・・・・

 《・・・ハ ハ ハ!・・・如何かな?・・・この通り、柔らかいからな?・・・》

・・・・・

老人は、己の一物を、誇らしげに持ち上げると、上下に、軽く振った。

それは、正常時からは、考えられないような、変貌ぶりだった。

・・・・・

   (・・・でも、おじいちゃん。・・・大きいですね。・・・それに艶だって。・・・)

・・・・・

 《・・・ハ ハ ハ!・・・兄ちゃんのチンポの話から、今度は、わしのチンポの話になったな?・・・

  ・・・だが、大きくなるって事は、わしのチンポも、満更でもないって事だ?・・・

  ・・・まだ、相手次第では、立つって事だな?・・・》

・・・・・

   (・・・そうですね?・・・まだ、諦めるのは早いですよ。・・・)

・・・・・

 《・・・ハ ハ ハ!・・・諦めてるつもりは無いがな。・・・

  ・・・それより、兄ちゃんのチンポも、大きくなってるだろう?・・・隠しても、見えてるぞ。・・・》

・・・・・

大地のシンボルは、老人との会話、そして、老人の一物の変化に合わすように、徐々に、頭を持ち上げていた。

・・・・・

 《・・・兄ちゃんは、本当に、初心だな?・・・

  ・・・まあ~、女も知らんのだし、こんな話をしたら、立って、当然かもしれんな?・・・》

・・・・・

大地は、その言葉に、自分の身体を、如何、動かしていいか分からなかった。

しかし、大地は、老人の言葉に、開き直った。

・・・・・

 《・・・兄ちゃん!・・・チンポを立てたまま、出て来い。・・・

  ・・・今更、恥ずかしがって、如何するんだ?・・・爺さんに、立ったチンポを見せてくれ?・・・》

・・・・・

そして、大地は、手で、己のシンボルを隠すようにして、湯船から出た。

・・・・・

 《・・・ハ ハ ハ!・・・何だ?・・・まだ、恥ずかしいのか?・・・

  ・・・兄ちゃんのチンポは、尺八までしたんだぞ。・・・あの時も、これ位、立ってくれたらな?・・・》

・・・・・

そう言うと、老人は、大地の手を取って、大地の反り立ったシンボルを、じっと、眺めた。

・・・・・

 《・・・ハ ハ ハ!・・・中々、粋の良いチンポだ!・・・

  ・・・あの時と、どれくらい違うか、爺さんに、触らしてみろ?・・・》

・・・・・

その時、大地は、自分の性癖など、考える余地もなかった。

成り行きに任せるしか?・・・

そして、赤子の手を捻るように、自分を自由に操る、この老人に、任せるしか?・・・そう思った。

・・・・・

そして、老人の手は、何を戸惑う事もなく、大地の股座に、降りて行った。

そして、力強く握りしめた。

その時、老人の一物も、息を吹き返していた。

大地は、老人の手の感触に酔いながらも、老人の一物を、じっと、眺めていた。

しかし、老人の遊戯は、そこで終わった。

・・・・・

 《・・・若いって事は、良い事だ。・・・爺さんのチンポも、これ位、立てばな?・・・》

・・・・・

その言葉に、大地は、言葉を返した。

・・・・・

   (・・・でも、芳おじいちゃんの物も、又、大きくなってますよ?・・・)

・・・・・

 《・・・そうか?・・・本当だな?・・・触って見るか?・・・》

・・・・・

その言葉に、大地は、そっと、老人の一物に、手を伸ばした。

そして、小さな手で、老人の一物を、握りしめた。

・・・・・

   <<<・・・大きい?・・・でも、柔らかい?・・・>>>

・・・・・

そして、老人の一物は、大地の、手の感触に、敏感に反応したのか、確かな、一本の筋を通しだした。

しかし、それは、勃起と言うには、余りにも、程遠い、老人の一物だった。

・・・・・

   <<<・・・少し、堅くなった?・・・こんなに大きくなるんだ?・・・>>>

・・・・・

大地は、そう思った。

しかし、大地は、老人の一物を握りしめたまま、如何することも出来なかった。

・・・・・

 《・・・兄ちゃん!・・・もういい!・・・爺さんのチンポも、吃驚したみたいだ?・・・

  ・・・だが、人に触られたら、例え、男でも、気持ちが良いもんだな?・・・》

・・・・・

   (・・・そうですか?・・・でも、芳おじいちゃんは、度胸がいいですね?・・・)

・・・・・

 《・・・度胸って何だ?・・・チンポを触らした事か?・・・》

・・・・・

   (・・・ま、まあ~、そうですが?・・・)

・・・・・

 《・・・何言ってるんだ?・・・チンポなんてものは、手足と一緒だ。・・・

  ・・・爺さんよのうな年になったら、チンポなんて、意識もせんよ。・・・》

・・・・・

そして、二人は、身体を洗うと、再び、湯船に浸かった。

・・・・・

 《・・・兄ちゃん!・・・征さんとは、あれからも、付き合いがあるみたいだな?・・・》

・・・・・

   (・・・はい!・・・芳おじいちゃんが言ったように、何かで、結ばれていたんです。

    ・・・北村のおじいちゃんを、大事にしたいんです。・・・これからも。・・・)

・・・・・

 《・・・そうか?・・・良い事だ!・・・

  ・・・兄ちゃんが、征さんを思うように、征さんも、兄ちゃんの事を、思ってるぞ。・・・

  ・・・兄ちゃんの事を、本当の孫のように思ってるからな。・・・》

・・・・・

   (・・・僕も、本当のおじいちゃんのように思ってます。・・・

    ・・・でも、北村のおじいちゃんには、お孫さんが居るんでしょう?・・・)

・・・・・

 《・・・ああ~、詳しいことは知らんがな?・・・だが、色々、訳があってな、征さんも、苦労してるよ?・・・》

・・・・・

   (・・・それなら、お子さんも、居るんですね?・・・)

・・・・・

 《・・・何だ?・・・何も聞いてないのか?・・・一人娘だが、亡くなったよ。・・・

  ・・・征さんも、堪えたんじゃないか?・・・大事に育て上げた娘さんだったからな?・・・

  ・・・その娘さんの子だよ。・・・もう、二十歳は、越えてるだろうがな?・・・》

・・・・・

   (・・・そうですか?・・・寂しいでしょうね?・・・

    ・・・あの日も、お孫さんに会いに行った帰りだと言ってました。・・・)

・・・・・

 《・・・そうか?・・・色々、苦労もあるんだろうな?・・・

  ・・・あの爺さんも年だ・・・・大事にしてやってくれよ?・・・》

・・・・・

   (・・・はい!・・・でも、芳おじいちゃんは?・・・)

・・・・・

 《・・・わしか?・・・わしは、一人もんだ。・・・子供も、居るか、如何か?・・・》

・・・・・

大地は、悪い事を聞いたように、それ以上、話を進めなかった。

・・・・・

   (・・・御免なさい?・・・それじゃ、芳おじいちゃん。・・・先に上がります?・・・)

・・・・・

 《・・・別に、誤らなくてもいいんだぞ?・・・聞きたかったら、いつでも、爺さんの家に来い!・・・》

・・・・・

老人は、持ち前の気質で、大地を気遣った。

そして、老人も風呂から上がると、居間に腰を据えた。

・・・・・

 《・・・征さん!・・・悪かったな?・・・先に入れてもらって?・・・》

・・・・・

   「・・・何、言ってるんだ。・・・わしも、芳さんの家で、先に入る事もあるじゃないか?・・・

    ・・・それより、如何だ?・・・どうせ、帰っても一人だろう?・・・一緒に、飯でも食わんか?・・・」

・・・・・

 《・・・有り難いが、大事な孫なんだろう?・・・邪魔したら悪いしな?・・・》

・・・・・

   「・・・芳さんにとっても、孫みたいなもんだろう?・・・生きていればの事だが?・・・

    ・・・そう思って、大地君のチンポを吸ったんじゃないのか?・・・誰にでも、出来る事じゃないぞ?・・・」

・・・・・

 《・・・ハ ハ ハ!・・・あの時は、それしか、思いつかなかったんだよ?

  ・・・孫が生きてりゃ、丁度、あの位の年だと思ってな。・・・》

・・・・・

   「・・・それなら、お互い、おじいちゃんの気分で、今夜は、孫と、酒を呑むか?・・・」

・・・・・

 《・・・征さんだって、あの位の年の孫が居るんだろう?・・・》

・・・・・

   「・・・もう、止せよ!・・・お互い、死んだ孫の年を数えても、如何にもならんよ?・・・

    ・・・それより、風呂に入るから待っててくれ?・・・」

・・・・・

 《・・・ああ~!・・・大地君だったかな?・・・あの子のチンポでも、しゃぶってるよ?・・・》

・・・・・

   「・・・芳さんらしいな?・・・そう言う所は、昔と、ちっとも、変わってないな?・・・」

・・・・・

そして、暫くして、三人は、食卓を囲んだ。

・・・・・

                   北の大地 14章へ


   







































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